【税理士が解説】税務調査に入られやすい法人の特徴とは？

税務調査では、個人や法人の納税者が公平に納税を行うために、帳簿と申告の整合性や経費を適切に使っているかについて調査が行われます。

法人の場合でも、中小企業、大企業問わずに税務調査が入るケースは多々あります。

そして、税務調査に入られやすい法人の特徴もあります。

では、税務調査に入られやすい法人の特徴としてはどのようなものがあるのでしょうか。

以下で詳しく見ていきましょう。

過去に税務調査で指摘を受けている法人

まず、税務調査に入られやすい法人の特徴として、過去に税務調査を受けている、ということが挙げられます。

つまり、一度税務調査で指摘を受けると、再度同じようなミスをしている可能性があるということで、税務調査に入られやすい傾向にあります。

特に売上隠しや経費水増しなどのケースでは、定期的に調査をしないと再度行われている可能性も十分に考えられることから、税務調査の頻度が多くなる可能性が高まります。

売上高は上がっているのに利益があまり上がっていない法人

2つ目は、売上は上がっているのに利益があまり上がっていない法人です。

つまり、売上に対しての経費率が上がっている法人ということになります。

この場合には、利益を減らすために経費を水増ししている可能性があるということから、重点的に調査をされることになります。

この他にも、不可解な大きな経費が計上されていたり、決算前に一気に経費を使っていたりするケースなどでも、事業に関係のない経費が使われている可能性があるという理由から、税務調査では重点的にマークされやすい項目になります。

税務調査が入りやすい他の特徴

他にも、税務調査が入りやすい特徴としては、急に売上が伸びたことや同業他社に比べて利益率が低い法人などが挙げられます。

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