合併、株式交換等の組織再編の活用

事業承継とは、会社を経営する権利を後継者に引き継ぐことを指します。
この事業承継においてはM＆Aによる承継を用いることがあります。
この記事ではM＆Aの種類に関してご説明します。

■M＆Aの種類
M＆Aの種類についてご説明します。M＆Aには大きく分けて、買取と合併と分割の３つの手段があります。それぞれを細かくご説明します。

①買取
買取には、二つの手法があります。株式取得によるものと事業譲渡によるものです。

株式取得では、株式譲渡、新規引受、株式交換・移転によって、売り手企業の株式を手に入れることで、M＆Aを行います。

事業譲渡では、会社の事業部門や会社資産の一部又は全部の譲渡を受けることでM＆Aを行います。

②合併
合併とは、2つ以上の会社を1つの法人格に統合する手法です。これには吸収合併と新設合併の二つの手法があります。一つの会社が他の会社を吸収し、その企業が合併後も存続するというのが吸収合併です。新しく設立した企業に全社が統合されるというのが新設合併です。

③分割
分割とは、会社を複数の法人格に分割し、それぞれの法人格に組織・事業・資産を移転するという手法です。これにも二つ手法が存在し、分割した事業を新しく設立した会社が引き継ぐという新設分割という手法と既存の会社がその分割した事業を引き継ぐという吸収分割という手法の２つが存在します。

M＆Aの種類についてここまでご説明しました。自社に最適なM＆Aの方法によってお客様にとって最良の事業承継ができるよう、様々なサービスを提供させていただきます。
また、M＆Aにおいては適切な企業価値評価（バリュエーション）を受けることも必要です。

企業価値評価とは、会社自体の価値やその会社の株式の価値を算出するための手法です。

適切な企業価値評価を提供するという点においても当事務所がお客様にあった最適なサービスを提供させていただきます。

当事務所は、山口市を中心に下関市、周南市、萩市の皆さんにサービスを提供しています。
税務・会計、経営コンサルティング、医療経営コンサルティング、社会福祉法人コンサルティング、相続・事業承継、アウトソーシングなどでお困りの方は中野会計事務所までお気軽にご相談ください。